H4000系アルミ合金を放熱板に使用した新型パネル。
快適な低温水床暖房【うらら】のよさをそこなわず、お求めやすく改良しました。
【うららAL】は、温水を流す管は銅ですが、放熱板をアルミ合金にしてつくりました。
温水管に360℃密着しさせた放熱板構造。効率よく遠赤外線を放射します。 加工が容易でキッチンの足もとや部屋の隅々まで床暖房を施工することができます。
暖房水の通る配管は、すべて銅管を採用しています。
パネルとパネルの接続にはフレキシブルパイプを用い、銅管の伸び縮みや地震による歪みを吸収します。銅管は頑丈で、500 キログラムの力で引っ張っても水道の30倍の圧力をかけても漏れることはありません。
※放熱パネル部に銅管を使用しております。
熱源は、電気(ヒートポンプ)・ガス・灯油のあらゆる熱源機に対応しています。【うらら】シリーズはヒートポンプ式などの低温水を生成する熱源機と相性がピッタリです。オール電化住宅でも省エネで本格的な温水床暖房をご利用いただけます。
【うららAL】は一般的な床暖房よりも20℃ほど低い温水を使用します。
温水の温度が高ければ高いほど、気温との温度差が大きくなるので、多くの熱が逃げていきます。一般的な配管を使用した床暖房の場合はサヤ管(ジャバラ管)の中に温水管を挿入するだけで特に配管の保温は行いませんから配管部から熱が逃げてしまいます。
【うらら】は配管のすべてに10ミリ厚の保温筒でつつみ熱が逃げていくのを少なくするようにしています。一般的なビニールパイプの太さは、タバコの太さとほぼ同じです。【うららAL】は、その2倍以上の直径の銅管を使用しています。太い配管を使用することにより、配管抵抗を少なくし、エネルギーロスをおさえています。
※放熱パネル部に銅管、熱源機-パネル間は樹脂管を使用しております。
熱伝導率を比較すると、銅の熱伝導率は390W/m・℃、アルミの熱伝導率は220W/m・℃となります。鉄の4倍、ステンレスの10倍以上と銅に次いで熱伝導率の高い金属です。
一般的な床暖房に使用されている架橋ポリエチレンの熱伝導率は0.2W/m・℃とアルミの1000 分の1にしかなりません。架橋ポリエチレン製の床暖房が温度の高い温水を流さなければ温まらない理由かここにあります。
※放熱パネル部に銅管使用しております。
床暖房パネルの上に厚さ12 ミリのベニアを張り、その上に厚さ15 ミリのフローリングを張ったときの放熱量は3w/m2・h・deg です。(w/m2・h・deg の意味は、1平方メートル・時間当たりの、室温と温水との温度差が1℃違った場合の放熱量です)
このように設計の計算で使います。
室温15℃のときと25℃のときを比較すると次のようになります。
温水温度 | 室温 | ||
---|---|---|---|
55℃ | 15℃ | → | 90ワット/時間・平方メートル |
55℃ | 25℃ | → | 60ワット/時間・平方メートル |
低温水式床暖房では部屋が暖まると自然に放熱量も少なくなります。また、床に陽射しのある時にはその部分からの放熱はなくなりますので省エネ効果は抜群です。
たとえば、都市ガスを熱源として、室温が25℃に保たれている場合の8畳間の燃料費は一ヶ月当たり約4,500 円となります。ファンヒーターではこの2 倍ほどの維持費がかかります。
しかもファンヒータのように部屋の空気をよごしたり、結露させたりすることもありません。(注)燃料費は断熱や外気温度にも影響されます。
この単価は30m2 以上の面積を床暖房したときの単価です。
これよりも面積が狭くなると熱源機の価格が占める割合が高くなりますので、単価も割高になります。
実際には、同じ面積の床暖房でも、間取りや熱源機の種類・位置などによって工事費は異なります。
詳しくは弊社または弊社特約店にお問い合わせください。
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